先輩のいた学校【続編】
 
 シ~ン・・・・

 この時間が1番怖い。

 「・・・・・・・・・」

 「・・・」

 2人とも口を開かない。私はなにを言える立場じゃないし・・・

 と、ここで親が口を開いた。

 「あんたこんなこと今日がはじめてよね?」

 うひょー。直球ですかッ!

 「うん・・・・」
 
 やばいッ。学校のこと・・・もしかしてッ!?

 「学校でなにかあったの?」

 どうしよ・・・でも絶対バレたらやばいし・・・

 「なんにもないよ。ただ今日遊んでただけ・・・」

 「どうして今日だけこんな時間まで遊んでたの?」

 ・・・あッ!親がいなかったって言っとけば!

 「友達の家に親がいなかったの。だから今日は夜まで遊ぼうって・・・」

 こんなこと言ったら怒鳴られるだろうに・・・

 「・・・あきれるねぇ。」

 そういうとリビングのほうに去っていった。

 「・・・・・・・やばいかも。」
 
 親があんな風に私のことを放棄したのは・・・初めて。

 『トントントン・・・』

 彩は自分の部屋が2階なので階段をのぼっていった。

 『バタンッ』

 「・・・・・・・はぁ~」

 彩がため息をついてベッドに寝転がると携帯が鳴った。

 『☆。*♪~-』

 
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