先輩のいた学校【続編】
 彩は啓の家の前に向かった。

 「あッ、彩ー」

 啓が彩を呼ぶ。

 「先パーイ!」

 彩が啓のほうへ向かう。

 『ガバッッッ!』

 なんでか分からないけど、私は啓先輩に飛びついていた。

 「・・・・彩どうしたの?なんかあった???」

 やっぱりそういわれるよね・・・だって急に飛びついたから・・・

 「いやッ・・・別になんでもないんですけど・・・・」

 そういって彩は啓から離れようとすると、啓が引き止めた。

 『ぐいッ、ぎゅぅ』

 「!!!//////」

 「寒いだろ?こっちのほうが温かいよ?」

 先輩・・・・そんなこと言わないでよ・・・・・

 「・・・・・はい・・・/////」

 「じゃぁこのままで行くわけにはいかないから・・・・」

 フワッ・・・

 彩は啓の上にのっていた。

 「せっ・・・先輩!?」

 「俺の背中にいたほうが温かいだろ?」

 ・・・・・・恥ずかしいよぉ~~~!

 彩は顔がもう真っ赤だった。

 「・・・・そうですけどぉ~・・・・」

 「ですけど??」

 「恥ずかしいじゃないですかぁ~~~」

 「そんな事いってたら抱きついてたときのほうがよっぽどハズイよ?」

 笑いながら啓が言うのでちょっと困り顔で彩が

 「分かりましたぁぁぁぁ~」

 といった。



 
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