先輩のいた学校【続編】
 
 そんなことを言っているうちにあっという間に公園に着いていた。

 「彩おっそーーーーいっ!!!」

 「啓~お前さぁ遅すぎッ!!!」

 羽瑠と劫が口をそろえて2人に言った。

 「ごめんごめん・・・/////」

 「ごめんじゃないよぉ~・・っつーかその顔!どうしちゃったわけ?!」

 「・・・・だって・・・先輩が・・・おぶるから・・」

 彩が啓のほうをちらっと見ていったので啓が彩をみて言い返した。

 「ん?彩ッ!俺のせいにすんな!一方的に俺がおぶったみてぇだろッ!?」

 「本当にそうじゃないですかぁ~~~!べぇぇぇ~」

 彩が舌を出してそういったので啓も舌を出した。

 「ちげぇだろーがッ!べぇぇぇ~~!」

 あまりに彩と啓の顔がおもしろかったのか劫と羽留は吹き出した。

 「・・・・ぷッ・・・あはははははははは!!」

 ばッッッ!

 彩と啓が劫たちのほうを向く。

 「なんで笑ってんの!?」

 「ははは・・・だって・・・2人して・・・ははははッ・・・舌だしてるから・・・」

 「ぶぅ。笑いことじゃないです~~」
 
 「笑うことじゃねぇだろ~劫~」

 彩と啓は顔が赤くなっていた。

 「まぁまぁ。怒んなって!とりあえず!遊ぼうぜッ!!!」

 劫がいい調子で開き直ってそういった。

 「何して遊びますー?」

 「ぢゃぁ鬼ごっこでよくね???」

 「劫ってまじめ子供っぽいんだなぁ~・・・」

 「えぇ~!何それー!ひどくねぇ~」

 「だって本当のことじゃん??」

 ・・・・話し合いの結果結局鬼ごっこになった。

 「最初はグー!じゃんけんポイッ!」

 彩 グー

 啓 パー

 劫 パー

 羽留 グー

 
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