先輩のいた学校【続編】
 
 「勝った~♪ じゃぁ羽留チャン達でもう1回じゃんけんしといてねぇ♪」

 「負けたぁ~!よしッ!彩ッ!やるよ、じゃんけん!」

 「最初はグー!じゃんけんポン!」

 彩 パー

 羽留チョキ

 「!!!!やったぁ~♪勝ったぁ~♪」

 彩が負けた。
 
 「えぇぇ~!鬼かよ~!じゃぁ10秒で逃げてね~♪」

 1・・・2・・・3・・・4・・・5・・・6・・・7・・・8・・・9・・・10

 ばッ!!!

 ・・・・・あれ???誰も・・・・って啓先輩しかいないっ・・・

 ってことは2人だけぇ~~~~!?なんでなんでなんで!!

 外はもう真っ暗。公園の時計を見ると10:00を回っていた。

 「・・・・なんで2人しか??」

 「あぁ・・・劫と羽留チャンさぁなんかコンビニ行ってくるとww」

 「そうなんですか・・・・」

 なんで羽留たち行っちゃうのぉーーーー!!!

 「寒い・・・・ですね~」

 「じゃぁまたおぶってやる???」

 啓が笑いながら言った。

 「えッ!!!いいですよ!遠慮しときますっ!」

 フワッ・・・

 いつもおぶられると思うんだ。先輩ってこんな景色見てるんだって。

 「あっ!いいっていったのにぃぃ~////!」

 「まぁいいじゃん?」

 「・・・温かいです・・・////」

 「そう。よかった」

 先輩の背中はやっぱり温かかった。こんなに風あたってるのに・・・

 なんで・・・いつも温かいんだろう・・・
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