先輩のいた学校【続編】
ヒューヒュー寒い風が吹き渡る。彩と啓は2人で公園の周りを歩いていた。
「彩さぁ彼氏とかいんの?」
「えっ・・・いないですけど・・・先輩は?」
なんでそんなこと聞いたんだろ?まさか私に気があるなんて考えられないし・・・
「そうなんだ。俺はいないよー。でもモテるだろ?彩は?」
「えぇ!モテないですよ!先輩の方がカッコよくてモテモテだったりして~?」
「んー?モテるわけないじゃぁん☆モテてたら劫とかといないで彼女といるよ~」
・・・先輩の彼女になった人はきっとすごい幸せだろうなぁ~
そんな話をしてると羽留と劫が戻ってきた。なので彩が啓の背中から降りた。
「あーやっ♪なんかあった??」
ニヤニヤしながら彩に羽留が尋ねた。
「なーにがなんかあった??だよ~!超2人とか緊張したんだから!」
「ごめんごめん!だって彩と啓先輩仲いいから2人っきりにしてみたらーと思ってぇ」
「はい!?なんですか!それーーーーっ!ひどっ!超ひどい!」
「ごめんーーってばぁww まぁそんな怒らないでよ~~」
「もうっ!羽留のバカぁーーー!」
「まぢごめんってぇーーー☆」
まぢで怒ってるんだから!羽留のバカ馬鹿バカーーー!
「んで!なんかあった???」
またそれっすか・・・
「・・・・なんにも~?そっちこそっ。なんかあったの?」
「・・・・・キスしちゃったぁ~~~♪♪♪」
!!!!!!まぢですかっ!?
「えッ!よかったぢゃん!っつーか進展早いしッッッ!」
「えへっ♪うらやましいでしょぉ?」
「・・・なんかラブラブだねーッ☆」
「そうでしょぉ~♪あぁー本当に恋っていいねぇ~♪」
「・・・・そうかもね・・・・」
意外な言葉に羽留が彩のほうを向く。