先輩のいた学校【続編】
 
 ヒューヒュー寒い風が吹き渡る。彩と啓は2人で公園の周りを歩いていた。

 「彩さぁ彼氏とかいんの?」

 「えっ・・・いないですけど・・・先輩は?」

 なんでそんなこと聞いたんだろ?まさか私に気があるなんて考えられないし・・・

 「そうなんだ。俺はいないよー。でもモテるだろ?彩は?」

 「えぇ!モテないですよ!先輩の方がカッコよくてモテモテだったりして~?」

 「んー?モテるわけないじゃぁん☆モテてたら劫とかといないで彼女といるよ~」

 ・・・先輩の彼女になった人はきっとすごい幸せだろうなぁ~

 そんな話をしてると羽留と劫が戻ってきた。なので彩が啓の背中から降りた。

 「あーやっ♪なんかあった??」

 ニヤニヤしながら彩に羽留が尋ねた。

 「なーにがなんかあった??だよ~!超2人とか緊張したんだから!」

 「ごめんごめん!だって彩と啓先輩仲いいから2人っきりにしてみたらーと思ってぇ」

 「はい!?なんですか!それーーーーっ!ひどっ!超ひどい!」

 「ごめんーーってばぁww まぁそんな怒らないでよ~~」

 「もうっ!羽留のバカぁーーー!」

 「まぢごめんってぇーーー☆」
 
 まぢで怒ってるんだから!羽留のバカ馬鹿バカーーー!

 「んで!なんかあった???」
 
 またそれっすか・・・

 「・・・・なんにも~?そっちこそっ。なんかあったの?」
 
 「・・・・・キスしちゃったぁ~~~♪♪♪」

 !!!!!!まぢですかっ!?

 「えッ!よかったぢゃん!っつーか進展早いしッッッ!」

 「えへっ♪うらやましいでしょぉ?」

 「・・・なんかラブラブだねーッ☆」

 「そうでしょぉ~♪あぁー本当に恋っていいねぇ~♪」

 「・・・・そうかもね・・・・」

 意外な言葉に羽留が彩のほうを向く。
< 31 / 34 >

この作品をシェア

pagetop