先輩のいた学校【続編】
 
 「彩・・・・恋なんかもうしたくないって・・・」

 「ううん・・・今思うと新しい恋はじめた方が忘れられていいのかもって・・・」

 「・・・・・彩・・・」

 2年前。中2の冬。彩に彼氏が出来た。

 

 
 
 「彩ぁーーー!誰その隣にいるイケメン竹本くんは!?」

 「えぇー?なんでしょぅかぁ?」

 彩の隣に2年のなかでイケメンといわれている竹本郷樹がいた。

 「たけもとごうきッ!あんたなんで彩の隣にいんの!?」

 「えッ?俺と彩付き合うことになってさぁww♪」

 「!!!!おめでたさんじゃん!彩!」

 「そうなの♪郷樹と付き合うことになったの~♪」

 付き合うことになった理由。それはとても簡単であった。

 私と郷樹は中2で同じクラスになった。その時、羽留も一緒のクラスだった。

 それで、一緒になった初日から、おたがい可愛いなぁ、カッコイイなぁって思ってた。

 目があうたび、ドキッてなるものだから、好きなのかな?ってお互い思い始めた。

 でもなかなか相手には伝えられなくて。

 そのうち噂でながれるようになったこと。もちろんデマだった。

 『木下彩と竹本郷樹が付き合っている。』

 それは流れ始めた日から2日後。クラスじゅうに広がっていた。

 その噂はもちろん羽留にも広がっていた。けれど彩が嘘と教えたので信じていなかった
 
 でも・・・・ある日郷樹が私に告白したため、噂は本当のことになった。

 そして。羽留に報告した。

 、という訳だった。

 

 
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