僕と彼女と終末日記
土曜日
土曜日

友里と海沿いの公園に行った。

近所にあるものの、なかなか来なかったので久々に来た。

友里は何かをしきりにメモに書いていた。

聞くと、小説のネタにするそうだ。

できが楽しみだ。

でも、明日で終わりだから読めないな。

そう思うと、何故か泣いてしまった。

それをみた友里は僕を抱き締めた。

友里は怖くないの?ときくと、

「私は陽祐がいるから、怖くないよ。」

と言った。

嬉しかった。

今まで、誰かに必要とされたことなんてなかった。

結局、友里になだめられて一日が終わった。

明日が世界が終わる日。

終わりたくないなぁ。

まだ生きてたかったなぁ。

もっと友里と話したかったなぁ。

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