高2LIFE



木戸さんは少し顔を赤くしながら、頷いた。

そんな木戸さんの純粋な姿が、好きだと思った。

"気になる"なのか、"好き"なのかはまだわからない。

でも"気になる"以上なのは間違いない。

もっと知りたいと、純粋にそう思った。

それからもいろんな話をした。

好きな季節。

好きな映画。

学校への通い方。

電車ではいつもなにをするか。

そんなそこはかとない会話が
楽しかった。

幸せだ、そう思った。



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