高2LIFE
「今度、木戸さんと一緒にその空を見てみたいな…」
思い切って覚悟を決めて、そう呟いてみた。
「え…わ、私もそう思ってた…」
なんという偶然?なのだろうか。
たとえ必然だとしても、スーパーどきどきする言葉だった。
「き、木戸さんは最近ハマってることとかある?」
どきどきな空気に耐えられず、話を変えてしまった。
「そ、そうだなぁ…少し恥ずかしいんだけれど、ケータイ小説を読むことにハマってるかな??」
「ほう、ケータイ小説かぁ。そんな恥ずかしがることないじゃん。どんな作品を読んでるの?」