高2LIFE



「あんたそれは早いうちに玉砕しといたほうがいいよー。今の関係が続けば続くほどダメージがつもり積もってゆくよ」

翌日、唯一私が相談した友人の松下 千晶がそう言った。

「うーん…早く諦めたいんだけれど、また彼を見るとドキドキしちゃって、また隣を歩きたくなっちゃうんだもん」

「だから早く告っちゃえって」

「うん………」

彼女のいう通りにしたほうがいいかもしれない。

「なになにぃ?私に内緒で何話してるの??」

「ん?純くんとあんたとの子供の名前について語ってんの」

「えぇ!? 純と私の…子供…」

急にゆいが割り込んできたので千晶がテキトーに返したら、ゆいは顔を赤らめだした。



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