高2LIFE



「重いんだよな、おれ。

付き合うとなると、本気になっちゃうんだよ。

でも本気になることが怖い。

アホだよな、世の中には軽い人だっているし、ちゃんと信じ合える人もいるのに、たった1回の失敗談でこんなダメージを負うなんてさ」

彼がようやくこっちを向いた。

少し、寂しそうだった。


「…私の意見を言ってもいい?」

少しの沈黙のあと、私は口を開いてそう言うと、

「うん、言ってみて」



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