お嬢様は執事様!
「へ、へへへへっ。」
とりあえず、笑ってごまかしてみる。
自分でも相当いまの笑いかたは
気持ち悪いと思った。
「そんなことは置いといて、
瑠奈、庭でティータイムにしよう。」
そうだった!
葵様が男だった事件で忘れてたけど
お茶の準備の途中だったんだ。
「申し訳ありません!
今すぐ用意いたしますね。」
「いいんだよ、そんなに慌てなくて。」
ニコッと笑う葵様は、女の姿のときも
魅力的だけど、男の姿のときは
大人の色気というのか…
さらにまぶしかった。