お嬢様は執事様!




葛藤を繰り広げていると、突然

ドアが開き隙間から伸びてきた腕に

引き込まれてしまった。





「キャアアアア ムゴッ!」



助けを呼ぼうと叫ぼうとしても

大きな手に口を塞がれて叫べない。





拉致されてる!

あたし、拉致されてるよっ!



どうしよう どうにかして

逃げる方法をさがさなきゃっ!




そう思ってもあたしは

抱えられていて

ドアは遠ざかっていくばかり。




行かないで!ドアノブ!!!






< 63 / 124 >

この作品をシェア

pagetop