お嬢様は執事様!




あ、あたしのファーストキスが…



16年間守り続けてきた

ファーストキスが…



結婚する人とするつもりだった

ファーストキスがぁあぁー…





「あたしのファーストキス返せっ!」




「お前、ファーストキスだったの?」


青山くんは驚いて目を

見開いている。




「…そうだよっ。」


「悪い、おまえがなかなか

白状しないから…、」





「だってこれはっ …秘密だからっ」



怒りながらあたしの頬には

いつのまにか涙がつたってた。









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