お嬢様は執事様!




ドンッと鈍い音がして

青山くんはベッドから落ちた。




「いってぇ…。」


青山くんは顔を歪めている。





ど、どうしよっ!

強く押しすぎちゃった。



慌ててベッドから降りて

青山くんの顔を下から覗いた。



あたしのせいで怪我しちゃった?



そう思うと怖くて また、

涙が滲んできた。




「ごめんね、青山くんっ!

あたしこんな力入れたつもりじゃ

なかったんだけどっ… 」




すると青山くんの頬が赤く

染まった気がした。





< 73 / 124 >

この作品をシェア

pagetop