お嬢様は執事様!




教室に戻るといつもと違う

風景が目に飛び込んできた。



『素敵ですわよね。』

『よかったらお茶しません?』

『まぁ!それは素晴らしい事で。』




あー…、この声に この匂い!


懐かしの女子校だ~。




って!? 女子?



あたしたちの教室には

たくさんの女の子たちがいた。





「あ、ああああああ青山くん!

女子がいるよ? なんでっ!?」



あたしが慌てて青山くんに詰め寄ると

彼はげんなりした顔で教えてくれた。





簡単にまとめると、



この高校では月に一度、

実際にお嬢様に仕える実習があり

一週間そのお嬢様の家で過ごす



というものらしい…。








< 85 / 124 >

この作品をシェア

pagetop