天神学園高等部の奇怪な面々24
術によって、花音に食らいかかろうとしていた影の動きを封じながら。

「下校時間を過ぎてもまだ居残っていた『いけない子』…よく連れて来てくれました」

軽く指先でカラスの頭を撫でるバルナ。

「いい薬になったでしょう…こんな時間まで居残っているいけない子には、お仕置きが待っているのですよ…?」

「ふえっ…ごめんなさっ…」

助けが来た。

その事に安堵して泣き出す花音を見ながら。

「仕方のない子…」

バルナはクスリと笑みを浮かべ。

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