天神学園高等部の奇怪な面々24
渡り廊下にいた複数の影を始末し、バルナは花音に視線を向ける。

と。

「せんせぇええぇえぇえっ」

だきっ!としがみつく花音。

外見年齢的には花音の方が年上の為、随分と頼りないお姉さんのように見える。

そんな彼女を抱き留めながら。

「もう少し大人にならないといけませんね、貴女は」

苦笑いしつつ、バルナは花音の背中をトントンとあやすように叩く。

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