天神学園高等部の奇怪な面々24
歩き出す小岩井に、暗子はついて行く。
「どうしてですか?この学園には桜の結界があるんでしょう?怖い思いはしないんじゃないんですか?」
「結界は…悪戯に人外の領域に入らせる為に存在するのではありません…命のやり取りという一線を越えさせないための処置でしかありません…親しき中にも礼儀あり…どんなに仲良くなろうとも…人外には分け入って欲しくない部分もあるのです…人間流に言えばプライベートとでも言いましょうか…」
「プライベート?」
キョトンとする暗子。
「どうしてですか?この学園には桜の結界があるんでしょう?怖い思いはしないんじゃないんですか?」
「結界は…悪戯に人外の領域に入らせる為に存在するのではありません…命のやり取りという一線を越えさせないための処置でしかありません…親しき中にも礼儀あり…どんなに仲良くなろうとも…人外には分け入って欲しくない部分もあるのです…人間流に言えばプライベートとでも言いましょうか…」
「プライベート?」
キョトンとする暗子。