天神学園高等部の奇怪な面々24
少しオカルトに対するイメージを改めかけていた暗子。

そんな彼女に。

「止まって」

小岩井は、やや鋭い口調で言う。

「!」

気がつくと、暗子の周囲に不可視の小規模結界が張られていた。

1階と2階の間の階段の踊り場。

その狭いスペースで、小岩井は処刑人の剣を顕現させる。

「じっとしていて下さい…危険はありません…すぐに終わりますから…」

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