天神学園高等部の奇怪な面々24
手にした刃を返す小岩井。

闇の中にあって、処刑人の剣は命の輝きの如く、磨き抜かれたその刀身を鈍く光らせた。

一歩、踏み出す。

同時に。

「!!!!!」

閃く幾条もの閃光。

それが暗闇の中を走った小岩井の太刀筋と気付く頃には。

「お見事」

バルナの言葉と共に、影達は全て両断されていた。

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