天神学園高等部の奇怪な面々24
「この僕の灰色の脳細胞が、天神学園の全ての強者のデータをインプットしています。最早この学園で知らぬ事など何一つなし!この学園の事ならば、広辞苑を引くよりも確実!」

ベラベラ喋りながら階段を上がるエンリィ。

「城を攻めるならばまず外堀からといいます。最初はこの学園のヒエラルギーの底辺から倒していくとしましょう」

彼は指折り数えながら、その底辺とやらの名を挙げる。

「まずは用務員の小岩井 防人!」

いきなり違う。

「そして武闘派教師陣、生徒会!ここら辺の烏合の衆をまとめて始末してやるですよ!」

彼の強さの定義は一体どうなっているのか。

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