天神学園高等部の奇怪な面々24
「ここまで始末してしまえば、天神学園支配に王手をかけたも同然。ですが油断はなりませんね…この天神学園最強の王は、この僕でも手こずるかもしれません…」

エンリィの表情が硬くなる。

「奴とは命のやり取りとなるかもしれません…ええ…僕も死を覚悟した戦いに臨まなければならないでしょう…しかし天神学園支配とは、命を賭してでも価値のある覇業!」

握り締めた拳を掲げ、エンリィは叫ぶ!

「どんなに正体を隠していようと僕には分かります!ヤン男の頭の上に隠れているヒヨコの『からあげ君』!奴こそが天神学園の真の黒幕!」

どうしてこうなった。

< 48 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop