天神学園高等部の奇怪な面々24
「ついていなかったですね」
両手をハンドポケットのまま、エンリィは斜に構える。
「無力な人間どもが相手ならば、貴方のような下等な人外でも仕留められたでしょうが、今宵、この時、この場所に!」
ヅカ系の歌劇でも見ているかのようなエンリィの振る舞い。
「立っているのは、魔界、地獄、冥界の選りすぐりの闇の眷属が頭を垂れる常世の帝!エンリィ・マッドとは僕の事です!」
…いや、知らないから。
初対面だから。
両手をハンドポケットのまま、エンリィは斜に構える。
「無力な人間どもが相手ならば、貴方のような下等な人外でも仕留められたでしょうが、今宵、この時、この場所に!」
ヅカ系の歌劇でも見ているかのようなエンリィの振る舞い。
「立っているのは、魔界、地獄、冥界の選りすぐりの闇の眷属が頭を垂れる常世の帝!エンリィ・マッドとは僕の事です!」
…いや、知らないから。
初対面だから。