天神学園高等部の奇怪な面々24
宗主の背中が遠く霞む。

(俺には…追いつく事かなわぬのか…)

菩薩の切っ先を床につき、視線を下げる。

それを嘲笑うように忍び寄る影達。

意気消沈した少年剣士など、恰好の獲物でしかない。

この夜の学園で、次期宗主の師は朽ち果てるしかないのか…。

が、次の瞬間。

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