天神学園高等部の奇怪な面々24
この春に、白兎の君と呼ばれる死神女子生徒が卒業し、柩は内心喜んでいた。
「だってほら、僕死体じゃん?ゾンビじゃん?死んでるのに棺桶引き摺って歩き回ってんじゃん?死神に目ぇつけられちゃう訳よ。お前ちっと待てやゴルァ、誰に断って生き返ってんだテメッ、ちっとジャンプしてみろや、小銭の音してんじゃねぇか、財布出せや小僧、みたいな?」
どこのカツアゲだ。
まぁとにかく、魂の回収を生業とする死神は、柩にとっては天敵なのだ。
そんな白兎の君が卒業し、ようやく人目を気にせず歩く死体のナンパライフを送れるかと思っていた矢先。
「日本史担当の先生、白兎の君のお父さんだよぉ…元死神さんだよぉ…」
壁に縋り付いて泣き崩れる柩。
「だってほら、僕死体じゃん?ゾンビじゃん?死んでるのに棺桶引き摺って歩き回ってんじゃん?死神に目ぇつけられちゃう訳よ。お前ちっと待てやゴルァ、誰に断って生き返ってんだテメッ、ちっとジャンプしてみろや、小銭の音してんじゃねぇか、財布出せや小僧、みたいな?」
どこのカツアゲだ。
まぁとにかく、魂の回収を生業とする死神は、柩にとっては天敵なのだ。
そんな白兎の君が卒業し、ようやく人目を気にせず歩く死体のナンパライフを送れるかと思っていた矢先。
「日本史担当の先生、白兎の君のお父さんだよぉ…元死神さんだよぉ…」
壁に縋り付いて泣き崩れる柩。