ヌード×モデル【密フェチ】


再び目を開けると、目の前に彼の顔があった。そして、彼の指が私の頬に触れていた。


彼に触れられた頬が熱く、見なくても自分の顔が赤くなるのがわかった。


その指が頬を滑り落ち、口紅を塗るように私の唇をなぞっていく。


今度は、体中が熱くなる。


「君の全てを描きたい」


突然発せられた彼の言葉の意味がわからず、私はただ彼の顔を見つめる事しか出来なかった。


キョトンとした私に構わず、彼の指が私のワイシャツのボタンを外していく。


なぜか…私は抵抗する事もなく、その指をじっと見つめていた。


綺麗で、危険な指。


彼の指がホックを外すと、スカートがストンと床に落ちた。


教室で下着姿の私。


「だめ…」


そうやって声を上げたいのに、言葉は喉から飛び出してはくれない。体も固まってしまったように動かなかった。


体の奥からじわじわと熱が込み上げてくる。


「目を閉じて」


彼は私の肩を掴むと、顔をゆっくりと近づけてきた。


私はそっと目をつぶった。


< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop