『志乃。33歳』
誕生日だからって普段と何も変わらなかった。

ただ小さなショートケーキをコンビニで買っただけ…

独りですもの、それで充分だわ。

溜め息混じりに、濃いコーヒーを口にした。



「あっ!志乃先輩!ここに居たんですね?探しましたよ~」

後ろから声を掛けられ
私は振り向いた。
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