恋。ときどき雨
1章
~夢、現実~
☆夢 美弥side
『れな、なにかいてるの?』
私たちが5歳の頃
綺麗な庭、たぶん私の家
で遊んでいた3人
私は玲奈[レナ]に話しかけた
『おはなばたけ!』
幼児が描く《普通の》絵
でも見せてもらった絵は、
私には一生描けないような絵だった
『じょうずだね!』
『うん!えかくのすき!』
そう言って笑った玲奈
『みや、みてー!』
向こうで遊んでいた由姫[ユメ]が
顔を土で汚したままこっちにくる
『おだんごつくった~!』
『じょうずだね!』
『ありがと!ゆめ、ケーキやさんに
なるんだ~!』
『由姫ならなれるよ』
由姫はそう言うと
可愛く笑った
『れな、なにかいてるの?』
私たちが5歳の頃
綺麗な庭、たぶん私の家
で遊んでいた3人
私は玲奈[レナ]に話しかけた
『おはなばたけ!』
幼児が描く《普通の》絵
でも見せてもらった絵は、
私には一生描けないような絵だった
『じょうずだね!』
『うん!えかくのすき!』
そう言って笑った玲奈
『みや、みてー!』
向こうで遊んでいた由姫[ユメ]が
顔を土で汚したままこっちにくる
『おだんごつくった~!』
『じょうずだね!』
『ありがと!ゆめ、ケーキやさんに
なるんだ~!』
『由姫ならなれるよ』
由姫はそう言うと
可愛く笑った
< 1 / 200 >