恋。ときどき雨



「ぅおっ!!」



「え?ワァッ・・・!」



間一髪・・・

叫び声のせいで危うく落ちかけた

片手でよじ登り、下を見る



そこには男が1人、

私と同じくらいの人が驚いた様子で

立っていた



「・・・急に大声は困るんだけど」



「だ、だって今・・・!飛んだよな!?」



「正確には飛び移った

 だけど・・・それがなにか!?」



「すげーな・・・」



「・・・アンタのせいで落ちそうに

 なったけどな!!」



「あぁ、ごめん・・・」



死にそうだったのにごめんで済むか・・・



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