恋。ときどき雨



「・・・痛っ!!」



「どうした!?」



その場にうずくまる美弥



「おい、大丈夫か?」



「い、た・・・!」



「美弥?美弥・・・!」



「何、この色・・・何で色が

 動いて見えるの・・・?」



「いろ・・・?」



色って・・・



千里が視える、あの色か?



「ヤダ・・・消えて。消えてよぉ!」



どうしたら、いいんだ?



「智樹・・・助けて・・・」



俺にも・・・わかんねぇ・・・



どうすることも出来ないんだ



「・・・千里に聞く」



電話をすると、すぐに智樹が出た



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