恋。ときどき雨



姉ちゃんのクラスに行くと、

姉ちゃんは友達と遊んでて・・・



智樹君は女の子に囲まれてた



「・・・何してんの・・・・・・」



「あれ、いつものこと。

 智樹、囲まれてる」



智樹君を指さしながら話す美弥



「あり得ない・・・・・・」



私、怒りMAXになってきた・・・



ズカズカと女の子の中に割り込んで、

智樹君のネクタイを引っ張る



「ちょっと、何してんの?」



「は?」



「美・弥!階段から落ちようと

 してたんだけど!!」



「ハァ!?」



いつも冷静な智樹君が取り乱す



「ちょっと、何なのこの1年ー。

 智樹君に何してんの?」



そう言ってきた女の先輩を睨む



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