恋。ときどき雨




「ついでに言うと、

 俺と美弥には何もないから。

 可愛い後輩ってだけ」



「・・・誤解してすみません」



「謝るくらいなら・・・

 美弥のこと、幸せにしろよ」



奏多さんはそれだけ言うと

手を振って帰って行った



誤解で、

また俺は美弥を傷つけてしまった



「・・・早く、行かなきゃ・・・」



俺は、美弥がいるであろう

美術室に向かった
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