恋。ときどき雨
「・・・・・・ごめん」
「・・・なんのこと?顔色悪いよ」
見ると千里は
少しだけ顔を蒼くしていた
「・・・視るとわかる、けど・・・
視ない方がいいと思う・・・」
どっちだよ・・・
千里の視線の先には、玲奈と由姫
千里の様子だと、何かあるみたいだけど
「・・・視るの、好きじゃないけど・・・」
そう言いながら、視てみると・・・
緑・紫・灰色のオーラが気味悪く
放たれていた
紫は喜び
それは2人とも千里・智樹に
向かっている
緑・灰色は怒りと恨み
その2人のオーラが・・・
私に向かって放たれていた