恋。ときどき雨



「ごめん・・・重かったよね」



「全然。こっちこそごめん」



「・・・なんで千里が謝るの?」



「・・・俺があんなこと言ったから・・・

 視たくもないオーラを視たわけで・・・」



ベッドの横に来て、優しく頭を

撫でられる



体の震えも、だいぶ止まった



「・・・ううん。教えてくれてよかった。

 それに、こんなこと・・・よくあるし」



「よくある・・・?」



不思議そうな顔をする千里を

小さく見ながら言う



「ほら、私って話しやすいみたいだから

 男子とかとも気軽に話すの。

 だから・・・よく恨まれる」



「・・・・・・・・・」



「でも・・・玲奈たちからも

 そう思われてたなんて・・・」



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