恋。ときどき雨
「あれ?千里君どうしたの?」
「ん?美弥が2人に連れて行かれるのを
見てあわてて追いかけてきた」
「って、言うことは話の内容は・・・」
「すべて聞いた」
濃い、緑の目で言われる
さっきの美弥の目を思い出した
「そうなんだ!智樹君には
内緒にしててね」
「・・・何を?」
「え?私が好きってことに
決まってるでしょ?」
他に何があるの?
「・・・君みたいな子、智樹は
絶対好きにならないよ」
「・・・それ、どういう意味?」
「すごく、醜い」
「そ、そんなことないもん!
それに智樹君はそんなこと言わない」
勢いにまかせて千里君に言う