恋。ときどき雨
「・・・ねえ、何か教室が騒がしくない?」
「そうだな・・・・・・」
いつもより、騒がしい教室
その教室に1歩踏み出す
「おはよー」
「「・・・・・・・・・・・・」」
えっ・・・・・・睨んでる?
私、睨まれるようなことしたっけ?
周りを見渡すと・・・
「っ!美弥!!」
後ろから、智樹に目をふさがれる
キャーー!!
「噂って、本当なんだな!」
「ばか!声でかい!」
女の子の悲鳴
男子の声
今は、そんなの関係ない
だって、見てしまった
黒板に書かれた
『美弥は好きな人を獲る魔性の女』
という字と・・・
私の絵が貼られているのを・・・