恋。ときどき雨



「ここが美弥の家。隣が私と由姫。

 向かいのあの家が智樹君と千里君の家

 いつでも来ていいから」



頷いて、玲奈という子の手を握る



「ありがとう」



なぜか、この言葉を言わないと

いけない気がして・・・



無意識の間に言っていた



「・・・・・・どういたしまして」



どうしてか、思い出せない



何かが、私の心の中にある



ありがとうって、もっと言わないと

いけない人が他にいるような・・・







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