恋。ときどき雨
3章

~勾玉、向日葵~

☆想いの強さ  由姫side
        ANOTHER



「美弥、危ない!」



階段から落ちそうになった美弥を見て

とっさに助ける智樹君



「・・・危ないぞ」



「ごめんなさい」



美弥は、反射神経が鈍くなった



ボーっとすることが多くなった



昨日から、こんなのが10回もあった



でも、全部智樹君と千里君が助けて・・・



姉ちゃんも、全然気にしてない



みんな、優しい目で美弥を見る



・・・特に智樹君は・・・愛しい人に

向ける目をしていた



「・・・由姫、こっちだから」



中間一校の学校

中学の私だけ、舎が違う



「うん。またね」



そういう美弥を無視して教室に入る



「おはよ!!」



八重歯を見せて笑う諒人

最近、仲良くなった友達



いろんなことを相談している



「・・・おはよ」








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