激しく愛して執事様 SWeeT†YeN ss集
「ノー! ノーベル賞のノーだよ! 通(つう)は帽子(ぼうし)を買うよ。と教えたつもりだ!
ハットだよ! ハット!」
通は帽子……
ツウハボウシ
ツハボオシ
ツボ押し?
繋がるか? オチが些か強引ではないか?
ずいぶんと強引で危うい橋を渡るんだな、ここの作者は……まあ俺には関係ない。
それにしても、昨夜はお嬢様までもが「メアリーのツボ押し伝説」とかおっしゃっていたのだが……さすがだな。
大人しくミルクティーを飲む彼女に盛大なため息が出た。
「じゃ……この木彫りのツボ押しは何なのよ?」
「それは悪魔払いの道具だよ。それを火に投げ入れて悪魔を追い払うんだ」
カランと音を立てて床に落ちた悪魔の化身。
「マリカママ! バチがあたるよ!」
やはり本物だったのか。
そのような物騒なもので、手の疲れを癒すなんて流石一流ピアニストは一味違うな?
おまけ おしまい★