激しく愛して執事様 SWeeT†YeN ss集
「それで……UFOがババーン! って、どう?」
「どう……といわれましても、致命的な妄想力ですねと申し上げておきます。
UFOを打ち砕く為にわざわざ運転免許証を?」
「まずは、ソコから始めてみようと思うの。一緒に羽目はずしましょうよ。柏原」
目をキラキラと輝かせる主に、ため息の止まらぬ毎日。
その前向きな姿勢は美しくとも、いつかそうような日が現実としてくるならば……私は貴女をお守りする自信はございません。
「お断りいたします。お一人でどこへでも行ってください」
「柏原、寂しいって言ったじゃない!」
「訂正してお詫びいたします」
第11話へ続く