僕と義理の妹との秘密な関係!
「あのね...あなたは乙女たちのロールモデル、憧れの存在なのに... オタクはともかく...婦女子...」
っと落ち込む麻美。
「それより...どうしよう」っと言い暗い顔をする愛優。
それを見て、心配そうな顔で「どうって?...」っと言う真美。
「私が今...どんだけ幸せって… でも悠馬と一緒に暮らすことになりゃ...」っと言う愛優。
「気持ちが戻るのが怖い?」っと小さい声で聞く麻美。
麻美の顔を見て「怖いに決まってる!」っと大きな声で返事する愛優。
「愛ちゃんは... 紙ではまだだけど...協会で、神様の前で誓ったじゃん?永遠の愛を...」っと言った麻美。
「...っ」言葉を失った愛優。
「はー あのさー神様に誓った以上、他の男と恋は無理なのよ!」っと優しく愛優の頭をなでる麻美。
~新谷家~
パソコンに向かって何かをする愛優。
トントンっと誰かがドアをノックした。
「はい」っと返事をする愛優。
「っよ!なーにやってんの?」っと入ってきたのは悠馬だ。
「っゆ...お、お兄さん?」っとっちょっと驚いた愛優。
「お願いだ!お兄さんはやめろ!」っと低い声で言う悠馬。
ドアを閉めて、愛優の隣に座る悠馬。
パソコンを除き「小説?」っと聞く悠馬。
「ちゃうよ! 次に書く漫画のストーリをだいたい書いてるっつーか。」っと言い、パソコンのキーを打つ愛優。
「ごめんね。本当にごめん。遅いと思うけど。」っと言う悠馬。
「悠馬くんさー まだ私のことすきでしょ?本気で?」っと言う愛優。
それを聞き驚く悠馬。
「ほら... 見失ってから分かるものっていっぱいあるんだよね!」っと言う悠馬。
パソコンのキーを打つのを辞め「ごめんね!」っと謝る愛優。
「聞いたよ!婚約のこと...」
「言わないで!綾野マリヤから?」っと聞く愛優。
「やっぱ仲良いんだね?」とにっこり愛優を見る悠馬。
逆に嫌な顔で悠馬を見る愛優。
「あいつ... 私の...ストーカーなの。」っと嫌そうな声で言う愛優。