微妙な距離感
公園に着いたら
さくらちゃんとしょうたは
真っ先に砂場へ行った。

私と唯は、ベンチに座って一息ついた。


「ほいっ、ホットココア。 
七海は、昔から好きだったもんな、これ」

そう言って唯は、私の好きな物を差し出した。

覚えててくれてるんだ…。

「七海っ、お礼は無いの?!」
「ふえっ!?あ、ありがとう!!」

突然唯が話しかけて来たから
マヌケな声がでちゃったよ…。

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