狂い咲き



ふと振り返ると、ある女が話しかけてきた。


あ…クラスの委員長。


梅林 華 (ばいりん はな)


気立てがよく面倒見もよく、優しくしっかり者のお姉さん。


という話を聞いたことがある。


話したこともないのに何の用だろう?


私は華の顏をじっと見ていた。


すると


華『聞いてるの?』


何かを話していた…。


愛狂『あ…ごめん。聞いてなかった。』


正直に謝った。

まったく華の話を聞いていなかったからだ。



はぁー。


っとため息を疲れ


華『だーからー。古滝くん。貴方の彼氏よね?何か知らないの?』



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