彼との1日
彼のことを家族に知らせると私は彼をきれいにした
家族が帰ってくるころには私の涙も止まっていた
家族は私の意外な様子に少し驚いていた
家族もわかっていた
私と彼がどれだけ近い存在だったかを
そんな私が泣かないからだ
それからの毎日はとても早く過ぎていった
私の心にはぽっかりと大きな穴が開きその中をサーっと冷たい風がすり抜けていく
彼に会いたい
誰もいない場所で静かに泣いた
無理だとわかっていても彼は私にとって欠かせない存在なのだ
会いたい。