彼との1日
彼の行先はストーンショップだった
「なんでここ?」
「ん?ここのほうがありそうだから。」
「何が?」
「あった。これ。」
彼が見つけたそれを私の手のひらにそっと置いた
「パワーストーン?」
「それ、俺の目と一緒の色してるでしょ?」
「あ、ほんとだ。」
彼は自分の目を指したあとストーンを指さした
「持っててよ。」
「え?」
「俺のこと忘れないで。」
「……忘れないよ。例えストーンがなくても。」
彼が俯きストーンをじっと見ている様子でやっと気が付いた