笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
先生は寒そうに
身を震わせながら

『寂しい2人で
パーティーでも
するか!』

とわたしに
笑顔を向けた

また冗談?

その冗談は笑えないよ

『いや?』

何も言わないわたしに
先生が問いかけた

嫌なはずない

だけど、そんな事が
あるわけない

先生の笑顔が曇った

冗談じゃないとしたら
サンタクロースがくれた最高の
クリスマスプレゼントだ

『先生
からかわないでよ』

ふくれてみせた
わたしに、先生は

『本気だよ!俺と
2人じゃ不満か?』

と言った

不満なわけがない

嬉しくて、現実なのかと疑ってしまうほど

わたしは
思いっきり笑顔で

『寂しい2人で
楽しんじゃおっか!』

と言った

『よし!パァッと
楽しむか!』

先生の顔に笑顔が戻った
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