笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『凌…』

わたしが言い掛けると

『どうなってんだ?
何がどうなったんだよ!何で一緒に
いるんだよ!』

凌も興奮していた

『明日ちゃんと
話すから』

『おいっ!夏海!』

電話を切った

『今頃2人の頭の中は
ぐちゃぐちゃ
なんだろうな。
夏海はいい友達を
持ったな』

先生は楽しんでいる
ように見えた

『そうだね。
わたし自身もまだ
信じられない
くらいなのに』

そう言ったわたしを
抱きしめて

『大丈夫。
ちゃんと現実だから』

と言ってくれた先生

大好きでたまらない

わたしたちはまた
キスをした
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