笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『俺、飲んじゃったから送れないよ?今日は
悪い子になる?』

先生は笑いながら言った

『どうせ帰っても
1人だし…』

わたしも笑った

先生の家にお泊まり
なんていいのかな?

『あ!でも
お泊まり用具
持ってきてないよ。
歯ブラシとか』

先生は考え込んだ

『コンビニに
買いに行く?』

『うん!』

キャンドルの火を消して外に出た

外は寒かった

先生はわたしの
手をとって歩き出した
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