笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
『パジャマなんて
ないから、俺のジャージで我慢しろよ』

グレーのジャージを
渡されて、わたしは
浴室に向かった

ドキドキが止まらない

もうずっとドキドキ
しっぱなし

こんな事になるなんて

今日の出来事を
振り返ってみる

夢じゃないよね…

何度もキスをした事

先生がわたしを
好きだって
言ってくれた事

考えるだけで、また
心臓が爆音をたてているような気がする

『おーい。大丈夫か?
のぼせてる
んじゃないか?』

先生の声

わたしは慌てて
お風呂から上がった
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